
・耐寒性ってなに?
・最低気温ってなに?
・寒さに強い観葉植物が知りたい!
・冬でも枯れないように育てるポイントはある?

こんな悩みを解決できる記事を用意したよ!
この記事で紹介する「冬でも元気に育てるポイント」を把握すれば、初心者でも観葉植物を元気に育てられますよ!
なぜなら、実際に私もこの育てる際のポイントを守ることで、冬でも枯らさずに観葉植物のある暮らしを楽しめているからです。
記事前半では耐寒性や最低気温、寒さに強い観葉植物10選について、後半では冬でも元気に育てる4つのポイントを解説するので、ぜひ参考にしてくださいね!
※「今すぐ冬に枯らさないための育て方が知りたい!」という方は、「冬でも元気に育てる4つのポイント」へどうぞ!
耐寒性とは?
耐寒性とは、植物が寒さに耐えられる性質のことです。観葉植物は、原産地や自生地によって耐寒性が異なります。たとえば、砂漠では日中50℃を超えますが、夜になると氷点下を下回ることもあるのです。
そのため、砂漠地域原産の観葉植物は耐寒性があるものが多いといわれています。また、熱帯・亜熱帯原産でも種類によって耐寒性がある観葉植物もあります。
住んでいる場所が寒い地域なら、耐寒性のある観葉植物を選ぶことで、比較的楽に冬の管理ができるでしょう。
最低気温とは?
最低気温とは、観葉植物が耐えられる一番低い気温のことです。一般的に耐寒性のない観葉植物は、10℃以上の気温で管理する必要がありますが、耐寒性がある場合は大体10℃より低い気温でも耐えられます。
観葉植物の種類によってそれぞれ最低気温は異なるので、事前にリサーチするのがおすすめです。最低気温を目安に管理することで、傷んだり枯れたりするのを防ぎやすくなりますよ!
耐寒性のある寒さに強い観葉植物10選
ここでは、室内向けの寒さに強い観葉植物10選を紹介します。
ユッカ・エレファンティペス
「メキシコ南東部」や「中央アメリカ」が原産の「ユッカ・エレファンティペス
」。耐寒性があり、最低気温は5℃くらいまで耐えられます。
春から秋にかけての水やりは、土の表面が乾いたら鉢の底から水が流れ出るくらい与えます。冬の水やりは、土の表面が乾いてから4〜5日後に与えましょう。
また、1日1回以上日中に葉水をすることをおすすめします。耐陰性はありますが、太陽の光がよく当たる場所を好みます。葉が横に広がらないので、スペースの少ない場所にも飾りやすいでしょう。
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オリーブ
「地中海地方」や「北アメリカ」「中近東」が原産の「」。耐寒性があり、最低気温は-10℃くらいまで耐えることができます。
水やりは、土の表面が乾いたら鉢の底から水が流れ出るくらい与えます。葉水は必要ありません。
耐陰性があまりないので、太陽の光がよく当たる場所を好みます。室内はもちろん、屋外でも育てることができ、シンボルツリーとしても人気です。
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ケンチャヤシ
「ケンチャヤシ
」の原産地は、オーストラリアの「ロードハウ島」です。耐寒性があり、最低気温は5℃くらいまで耐えられます。
春から秋の水やりは、土の表面が乾いたら鉢の底から水が流れ出るくらい与えます。冬の水やりは、土の表面が乾いてから2〜3日後に与えましょう。
また、1日1回以上は葉水をすることをおすすめします。太陽の光を好みますが、葉焼けの原因になるので直射日光は避けましょう。
ヤシの仲間の中でも耐陰性が強い種類で、日陰でも育てられます。耐暑性も強いので、四季のある日本でも育てやすい観葉植物です。
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シュロチク
「東南アジア」「中国南部」が原産の「シュロチク
」。耐寒性があり、最低気温は0℃くらいまで耐えることができます。
春から秋の水やりは、土の表面が乾いたら鉢の底から水が流れ出るくらい与えます。冬の水やりは、土の表面が乾いてから2〜3日後に与えましょう。
また、1日1回以上日中に葉水をすることをおすすめします。耐陰性はありますが、太陽の光を好みます。葉焼けの原因になるので直射日光は避けましょう。
和風や洋風、アジアンテイストなど、さまざまなインテリアに馴染みやすく人気です。
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シマトネリコ
「沖縄」「台湾」「フィリピン」「中国」が原産の「シマトネリコ
」。耐寒性があり、最低気温は-3℃くらいまで耐えられます。
水やりは、土の表面が乾いたら鉢の底から水が流れ出るくらい与えます。葉水の必要はありません。
耐陰性がありますが、太陽の光を好むので明るい場所に飾るのがおすすめです。小さく光沢のある葉が茂る姿が魅力的で、モダンな雰囲気を演出してくれます。
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ストレリチア・レギネ
「南アフリカ」が原産地の「ストレリチア・レギネ
」。耐寒性があり、最低気温は5℃くらいまで耐えることができます。
春から秋の水やりは、土の表面が乾いたら鉢の底から水が流れ出るくらい与えます。冬の水やりは、土の表面が乾いてから1〜2日後に与えましょう。
また、1日1回以上日中に葉水をすることをおすすめします。耐陰性はあまりなく、太陽の光がよく当たる場所を好む観葉植物です。
色鮮やかな鳥のような形をした花を咲かせるので、「極楽鳥花」という名前でも親しまれています。
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フランスゴムの木
「オーストラリア東部」が原産地の「フランスゴムの木
」。耐寒性があり丈夫な品種です。最低気温は10℃くらいまでの環境で育てるのがよいとされています。
春から秋の水やりは、土の表面が乾いたら鉢の底から水が流れ出るくらい与えます。
環境によって異なりますが、たくさん水を必要とする7〜9月頃は、毎日朝夕1回ずつ与えるとよいでしょう。ただし、土が湿っている場合は1回だけにするか調整して与えません。
冬の水やりは、土の表面が乾いてから1〜2日後に与えます。1日1回以上、日中に葉水をするのがおすすめ。
耐陰性はあまりなく、太陽の光がよく当たる場所を好む観葉植物です。環境の変化に弱いので、あまり移動させないようにしましょう。
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フェニックス・ロベレニー
「インドシナ」が原産地の「フェニックス・ロベレニー
」。耐寒性があり、最低気温は0℃くらいまで耐えることができます。
春から秋の水やりは、毎日鉢の底から水が流れ出るくらい与えます。冬の水やりは、週に1〜2回与えましょう。
また、1日1回以上日中に葉水をすることをおすすめします。耐陰性はありますが、太陽の光を好むので明るい場所に飾るのがよいでしょう。
冬越しで衰弱した葉やボリュームのなくなった葉は、剪定することで美しい姿を保てます。
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シルクジャスミン
「東南アジア」「中国南部」「台湾」が原産地の「シルクジャスミン
」。耐寒性があり、最低気温は5℃くらいまで耐えられます。
春から秋の水やりは、土の表面が乾いたら鉢の底から水が流れ出るくらい与えましょう。夏の水やりは、1日1〜2回程度。冬の水やりは、土の表面が乾いてから4〜5日後に与えます。
また、1日1回以上日中に葉水をすることをおすすめします。太陽の光を好みますが、葉焼けの原因になるので直射日光は避けましょう。耐陰性があるので、日陰でも育てられます。
夏になるとジャスミンに似た白い花を咲かせ、月夜に柑橘の甘い香りを放つことから「月橘(ゲッツキ)」とも呼ばれています。
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カポック(シェフレラ)
「中国南部」「台湾」が原産の「カポック
」。耐寒性は弱いとされていますが、最低気温は5℃くらいまで耐えることができ、環境に順応する力が強いので冬越しできます。
春から秋の水やりは、土の表面が乾いたら鉢の底から水が流れ出るくらい与えます。冬の水やりは、土の表面が乾いてから2〜3日後に与えましょう。
また、1日1回以上日中に葉水をすることをおすすめします。耐陰性はありますが、太陽の光を好むので明るい場所に飾るのがよいでしょう。丈夫なので初心者の方にも育てやすい観葉植物です。
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冬でも元気に育てる4つのポイント
最後に、冬でも元気に育てる4つのポイントを解説します。
ポイント①:水やりについて
土の乾き具合
気温が下がると水の蒸発する量が減るので、土が乾きにくくなります。また、観葉植物は寒くなると休眠期に入り、生長スピードが緩やかになるので水を吸い上げる量も少なくなります。
そのため、土が乾く前に水を与えると鉢の中が酸素不足になり、根腐れを起こしやすくなるので注意が必要です。水やりは土が乾いてから行いましょう。
水を与えるタイミング
水を与えるタイミングは午前中がベスト!早朝や夕方の気温が低い時間帯に水やりをすると、鉢の中の水が冷えて根に負担がかかります。
場合によっては、鉢の中で水が凍ってしまうので注意が必要です。繰り返しになりますが、水やりをするタイミングは午前中の気温が上がり始める頃に与えるようにしましょう。
水の量
水の量は季節を問わずたっぷりと与えましょう。たっぷりとは、与えた水が鉢の底から流れ出るくらいです。
水をたっぷりと与えることで鉢の中の古い空気を押し出し、新鮮な空気を送り込めます。また、しっかりと水をしみ込ませることで、下の方にある根にも水が行き渡るのです。
冬は土が乾きにくいので控えめに水やりをしがちですが、観葉植物の健康のためにもたっぷりと水を与えましょう!

受け皿に水が溜まっていたら必ず捨てよう!
»水やり方法について知りたい方は、下記を参考にどうぞ。

»根腐れについて知りたい方は、下記を参考にどうぞ。

ポイント②:置き場所について
冬は観葉植物が耐えられる最低気温を目安に、飾る場所を移動する必要があります。暖房のない寒い部屋に置いている場合は、暖房のある暖かい部屋へ移動させるのがおすすめです。
夜間の窓際は日中に比べて寒くなるので、最低気温を下回るようであれば窓際から遠ざける必要があります。
観葉植物は種類ごとに耐えられる最低気温は異なるので、しっかりと把握して最適な場所に移動させましょう。
ポイント③:肥料について
冬は生長が緩やかなので、肥料は控えた方がよいでしょう。肥料を与えてしまうと根が吸収しきれず、肥料焼けを起こす可能性があります。肥料は気温が暖かくなってから与えるのがおすすめです。
»肥料について知りたい方は、下記をご覧ください。

ポイント④:乾燥について
エアコンの風やヒーターの熱が直接当たると、観葉植物が乾燥して傷んだり枯れたりする原因につながります。
乾燥を嫌う観葉植物には、害虫の予防も兼ねて葉水をこまめにしてあげるとよいでしょう。加湿器をつけるも乾燥予防の1つですよ。

ちなみに「葉水」とは、葉の表面に霧吹きをかけたり濡れたタオルなどで拭いたりすることだよ!
»乾燥に強い観葉植物について知りたい方は、下記を参考にどうぞ。

»枯れる原因と枯らさないコツについて知りたい方は、下記を参考にどうぞ。

»葉っぱの状態が悪くなる原因と復活方法について知りたい方は、下記を参考にどうぞ。

耐寒性がある観葉植物を飾ろう!
今回は、耐寒性や最低気温、寒さに強い観葉植物10選、冬でも元気に育てるポイントをご紹介しました。
観葉植物を育てる際に大切なのは、しっかりと観葉植物の状態を観察して変化に気付いてあげることです。
住んでいる場所が寒い地域の方は「耐寒性」がある種類を選び、気温や湿度の管理をしましょう。水の与え方や置き場所などにも注意して、愛情をもってお世話をしてあげてくださいね!
»初心者でも育てやすい観葉植物をまとめてみたので、下記を参考にどうぞ!

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