
・大切な観葉植物を枯らずに育てたい!
・観葉植物が枯れるのはどうして?
・枯らさないためのコツってあるのかな?

こんな悩みを解決できる記事を用意したよ!
この記事で紹介する「枯らさないためのコツ」を心がければ、「観葉植物を枯らしてしまうかもしれない……」という不安を解消できますよ。
なぜなら、実際に私もこの方法でいきいきとした観葉植物に囲まれた暮らしを楽しんでいるからです。
記事前半では、観葉植物が枯れる原因について、後半では枯らさないためのコツを解説するので、ぜひ参考にしてくださいね!
※「枯れてしまった観葉植物を復活させる方法について知りたい!」という方は、「観葉植物の葉っぱの様子が何か変!原因と復活方法をわかりやすく解説」へどうぞ!
観葉植物が枯れる原因9つ
観葉植物が枯れる原因は1つではありません。まずは、観葉植物が枯れる原因についてご紹介します。
原因①:日当たり
観葉植物が「日当たり」で枯れる原因には、「日光不足」と「強い直射日光」が挙げられます。
- 日光不足
日光不足は観葉植物が枯れる原因になります。なぜなら、太陽の光を受けないと光合成を行えず、生長に必要な栄養分を作れないからです。たとえば、観葉植物は日光不足になると葉先から黄色く枯れていきます。また、日陰を好む観葉植物でも太陽の光が全く届かない場所では、だんだん元気がなくなるのです。
- 強い直射日光
観葉植物にとって太陽の光は必要なものですが、強い直射日光で枯れるケースもあります。理由は、強い直射日光に当たり過ぎると、葉が茶色や黒色に変色する「葉焼け」という状態になるからです。「葉焼け」した部分は、葉の組織が元に戻ることはなく枯れる原因につながります。
原因②:気温
観葉植物は気温が低過ぎても、高過ぎても枯れる原因につながります。多くの観葉植物は、熱帯・亜熱帯が原産なので冬の寒さが苦手です。
種類によって耐えられる気温は異なりますが、最低気温を下回ると弱り枯れていきます。逆に、暑過ぎても水分不足や高熱で葉が萎れて枯れる場合があります。
原因③:水やり
観葉植物が「水やり」で枯れる原因には、「水不足」と「水の与え過ぎ」が挙げられます。
- 水不足
水不足は観葉植物が枯れる原因です。水は観葉植物を育てるにあたって、欠かせないものになります。種類によって与える頻度は異なりますが、適切なタイミングでたっぷりと与えなければ枯れてしまうのです。
- 水の与え過ぎ
水の与え過ぎも観葉植物が枯れる原因になります。上記の水不足でもお伝えしましたが、観葉植物にとって水は欠かせないものです。しかし、毎日与える必要はありません。水を与え過ぎると根が傷み、観葉植物に必要な水分や栄養を吸い上げられなくなるので、枯れてしまう恐れがあるのです。
原因④:乾燥
乾燥は観葉植物が枯れる原因の1つです。エアコンの風やヒーターの熱などが直接当たると、葉が乾燥して傷むので枯れる可能性があります。
また、「ハダニ」のように乾燥を好む虫が葉にわいて、観葉植物が弱ってしまいやがて枯れていくというケースもあるのです。
原因⑤:肥料の与え過ぎ
観葉植物を元気にするための肥料ですが、与え過ぎると枯れる原因につながります。
肥料を過剰に与えると、土の中の肥料の濃度を薄めようとして、根から水分が抜けていきます。その結果、根が肥料焼けを起こし、観葉植物が枯れてしまうのです。
原因⑥:根詰まり
根詰まりは観葉植物が枯れる原因です。鉢植えで育てている観葉植物は、数年が過ぎると根が生長して鉢の中で詰まります。鉢の中で根が詰まると、水分や栄養を十分に吸収できなくなり、放置すると枯れてしまいます。
原因⑦:根腐れ
根腐れは観葉植物が枯れるまたは病気になる原因です。根腐れを起こすと、幹が柔らかくなったりカビが発生したりなどの症状が現れます。それを放置すると根腐れが悪化して、やがて枯れてしまいます。
ちなみに根腐れとは、水の与え過ぎで鉢の中に水が溜まり、新鮮な空気を吸えなくなって根が傷むことです。
原因⑧:環境の変化
環境が急激に変化すると、観葉植物は枯れる可能性があります。原産地で自生している観葉植物は、生息している場所を自ら移動できないので、気温や日当たりなどの環境が激しく変わることはありません。
そのため、引っ越しや置き場所を移動した時などの環境の変化が原因で、ストレスを感じて枯れるというケースがあるのです。
原因⑨:虫や病気
観葉植物に虫や病気が付く原因には、「日当たり・風通しが悪い」「温度・湿度が高い」「肥料の種類・量」などが挙げられます。
虫がわくと養分を吸い取られたり、葉を食べられたりなどの被害を受けてやがて枯れます。また、虫の排泄物が原因で病気を引き起こし枯れるケースも……。
観葉植物が病気になる原因には、菌類や細菌、ウイルスが挙げられます。病気を放置すると虫と同様に、やがて枯れてしまうのです。
観葉植物を枯らさないためのコツ7つ
ここでは、観葉植物を枯らさないためのコツ7つを解説します。
コツ①:日当たりと置き場所に気を付ける
日当たりと置き場所は、観葉植物が持つ性質に合わせてちょうどよい場所を選びましょう。
- 耐陰性があまりない観葉植物
日陰が苦手なので、太陽の光が当たる窓際などがおすすめ。
- 耐陰性がある観葉植物
日陰においても大丈夫ですが、ずっと太陽の光が当たらない場所に置いておくと、元気がなくなってしまいます。そのため、定期的に太陽の光が当たる場所で日光浴をさせるなどの工夫が必要です。
- 直射日光が苦手な観葉植物
葉焼けをしないようにレースのカーテン越しに太陽の光が当たる場所に置くとよいでしょう。

ちなみに耐陰性とは、太陽の光が当たる量が少ない日陰でも育つ性質のことです。
»耐陰性や元気に育てるコツについて知りたい方は、下記を参考にどうぞ。

»日当たりや日光浴について知りたい方は、下記を参考にどうぞ。

コツ②:季節ごとに適切なタイミングで水やりをする
観葉植物の性質や季節に合わせて、適切なタイミングで水やりをしましょう。
- 暖かい季節
土の表面が乾いたらたっぷりと与えるのが一般的です。
- 寒い季節
観葉植物が休眠期に入ると、あまり水を必要としません。そのため、乾燥気味に育てる傾向があり、土がしっかり乾いてからたっぷり与えます。中には、休眠期の間水やりをしなくてもよい種類もありますよ。

暖かい季節、寒い季節も関係なく、受け皿に水が溜まっているのを放置したら、根腐れなどの原因になるので必ず捨てよう!
»水やり方法について知りたい方は、下記をご覧ください。

コツ③:冬は室温と乾燥具合に注意して管理する
冬の管理で重要なのは、最低気温と乾燥に注意することです。
- 最低気温
暖房が付いていない場所に置いている観葉植物は、耐寒性があっても最低気温を目安に暖かい部屋に移動させましょう。また、冬の窓辺は夕方を過ぎると気温が下がります。暖房が付いている部屋でも最低気温を下回る場合は、窓と鉢の間に段ボールなどを挟んで断熱したり、室内の暖かい場所に移動したりなどの工夫が必要です。
- 乾燥
観葉植物を暖かい場所に移動した際は、エアコンの風やヒーターの熱などが直接当たって乾燥しないように注意してください。葉が乾燥すると虫がわく原因になる場合があります。観葉植物の種類によって異なりますが、乾燥や虫予防のために葉水を行いましょう。

葉水とは、霧吹きで葉の表面に水を吹きかけることだよ!
»耐寒性や最低気温について知りたい方は、下記を参考にどうぞ。

»乾燥に強いおすすめの観葉植物について知りたい方は、下記を参考にどうぞ。

コツ④:季節ごとに肥料の与え方を変える
肥料は季節に応じて与え方を変える必要があります。
- 春から秋の場合
気温が15℃を超えると観葉植物の生長が活発になります。そのため、2カ月に1回を目安に置き肥を追肥します。また、規定通りに液肥や活力液を与えるとよいでしょう。
- 夏が過ぎ涼しくなってきたら
気温が下がり新芽が出てこなくなってきたら、置き肥を取り除きます。また、液肥は2週間に1回を目安に1000倍に希釈したものを与えましょう。
- 冬の場合
冬は基本的に観葉植物が休眠期に入るので、肥料を与えません。ただし、暖かい室内で育てている場合は、2週間に1回を目安に濃度を薄めた液肥を与えてもよいでしょう。
»肥料について知りたい方は、下記をご覧ください。

コツ⑤:植え替えのタイミングに注意する
観葉植物の生長スピードに合わせて、数年ごとに鉢の植え替えを行う必要があります。植え替えを行う頻度は、観葉植物の種類によって異なりますが、目安として1〜2年に1回が一般的です。
根が鉢の中で詰まってしまうと、根詰まりや根腐れの原因になります。また、植え替えをする時期は一般的に観葉植物が元気な生育期に行います。
生育期以外での植え替えは、観葉植物にとってストレスになるので、あまりおすすめしません。

植え替えをする時期は、気温が15℃以上の時がおすすめだよ!
»植え替えについて知りたい方は、下記を参考にどうぞ

»根詰まりについて知りたい方は、下記を参考にどうぞ。

»根腐れについて知りたい方は、下記を参考にどうぞ。

コツ⑥:少しずつ環境に慣らす
現在、観葉植物を置いている場所から違う場所に移動させる場合は、少しずつ新しい環境に慣らしましょう。
たとえば、日陰に置いていた観葉植物を日当たりのよい場所に移動する場合は、初日は1時間程度から始め、少しずつ時間を長くするのがおすすめ!
急激な環境の変化に観葉植物は敏感なので、ゆっくり環境を変えてあげるとストレスを与えにくいですよ。
»日当たりや日光浴について知りたい方は、下記をご覧ください。

コツ⑦:虫や病気の早期発見
虫や病気を早期に発見すると、枯れる前に対処できます。室内で育てる観葉植物は、虫や病気の被害が比較的少ない傾向にあります。
しかし、風に乗って移動するハダニや購入前に土に潜んでいる虫などがいるように、100%虫や病気が付かないとは言い切れません……。
日々のお手入れの際に葉や茎などをよく観察して、虫や病気を発見したら被害が広がる前に対処ましょう。

葉の表面だけじゃなく、裏側にも虫や病気が潜んでいる場合があるから注意してね!
»虫がわく原因や対策、対処法について知りたい方は、下記をご覧ください。

»カビの原因・除去・対策について知りたい方は、下記を参考にどうぞ。

大切な観葉植物が枯れるのを防ごう!
今回は、観葉植物が枯れる原因と枯らさないためのコツについて解説しました。最後に、もう一度観葉植物が枯れる原因や枯らさないためのコツを確認しましょう!
- 原因①:日当たり
- 原因②:気温
- 原因③:水やり
- 原因④:乾燥
- 原因⑤:肥料の与え過ぎ
- 原因⑥:根詰まり
- 原因⑦:根腐れ
- 原因⑧:環境の変化
- 原因⑨:虫や病気
- コツ①:日当たりと置き場所に気を付ける
- コツ②:季節ごとに適切なタイミングで水やりをする
- コツ③:冬は室温と乾燥具合に注意して管理する
- コツ④:季節ごとに肥料の与え方を変える
- コツ⑤:植え替えのタイミングに注意する
- コツ⑥:少しずつ環境に慣らす
- コツ⑦:虫や病気の早期発見
観葉植物の元気がなくなってきたり枯れてきたりしたら、管理方法を見直す必要があります。この記事で紹介した枯れる原因と枯らさないためのコツを参考に、大切な観葉植物が枯れるのを防ぎましょう。
»初心者でも育てやすい観葉植物をまとめてみたので、下記を参考にどうぞ!

»葉っぱの状態が悪くなる原因と復活方法について知りたい方は、下記を参考にどうぞ。

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