
- 観葉植物の水やりは難しい?
- 水やりの頻度やタイミングがわからない……。
- どのくらい水を与えればいいの?
- 季節によって水やりの方法は変わる?

こんな悩みを解決できる記事を用意したよ!
この記事で紹介する「基本の水やり方法」を押さえれば、初心者でも適切な水やりができますよ!なぜなら、実際に私もこの方法で水やりをして観葉植物を室内で元気に育てているからです。
記事前半では基本の水やり方法について、後半では季節ごとの水やりの違いと注意点について解説するので、ぜひ参考にしてくださいね!
基本の水やり方法

水やりのポイントは、以下の通りです。
- 水やりの頻度とタイミング
- 水を与える量
- 水を与える時間
- 葉水について
- 受け皿に溜まった水は捨てる
室内で管理している観葉植物にとって、水やりは重要なお世話の1つになります。コツさえつかめば誰でもできるので、ぜひ押さえておきましょう。
水やりの頻度とタイミング
結論から言うと、土が乾いた時が水やりの最適なタイミングです。頻度は土や観葉植物の状態を見て判断するようにしましょう。
土が乾いたかどうかを判断する主な方法は、以下の5つです。
~土の乾燥具合を判断する方法~
- 土の色を確認する
→土が乾燥している時と湿っている時の色の違いで、乾燥しているかどうかを確認できます。
- 土を触る
→土を指先で少し掘って、土が湿っているかどうかを確認します。
- 割りばしや串を土に挿す
→割りばしや串を土に挿し、抜き取った際に土が付いてこなければ乾燥しています。
- 水分計を使う
→水分計は土に挿すだけで土に含まれる水分量を計測できます。
- 葉の状態を見る
→葉の状態に「垂れる」「萎れる」などの変化があれば、水不足の可能性があります。
大切なのは、観葉植物は種類によって乾燥や湿潤を好む性質が異なり、土の乾燥具合は鉢の大きさや住んでいる地域、季節などに左右されるのを知っておくことです。
繰り返しになりますが、土が乾いたときが水やりの最適なタイミングになります。お世話をしながら感覚をつかみ、観葉植物の性質や土の乾燥具合に合わせて水やりを行いましょう。
»乾燥に強いおすすめの観葉植物について知りたい方は、下記をご覧ください。

水を与える量
水やりの際は、土全体にまんべんなくかけるようにして、鉢の底から水が出るくらいたっぷり与えましょう。なぜなら、土全体に水が行き渡らないと根が水を十分に吸収できず、枯れる原因につながるからです。
また、水をたっぷりと与えることで、土の中の古くなった空気を押し出すため、根が新鮮な空気を吸えるようになります。
そのため、観葉植物に与える水の量はたっぷりと鉢底から水が流れ出るくらい与える必要があるのです。

観葉植物も呼吸をしているんだね~!

そうそう、水やりをして新鮮な空気を送り込まないと、観葉植物は酸欠になっちゃうんだよ!
»枯れる原因と枯らさないコツについて知りたい方は、下記を参考にどうぞ。

»葉っぱの状態が悪くなる原因と復活方法について知りたい方は、下記を参考にどうぞ。

水を与える時間
水やりをする時間帯は、基本的に午前中がおすすめです。観葉植物は光合成をする際に水が必要なので、太陽が昇り気温が暖かくなる時間帯に水やりを行うとよいでしょう。
午前中の水やりが難しいという方は、夕方でも大丈夫です。ただし、季節によって気温が高くなり過ぎたり低くなり過ぎたりするため、水やりの時間帯を徐々に調整する必要があります。
たとえば、真夏は早朝の涼しい時間帯に水やりをしないと、鉢の中の水温が上がってしまい、観葉植物にストレスを与える可能性があるのです。
下記の「季節ごとの水やりの違いと注意点」では、季節ごとの水やりをする時間帯を記載するので詳しくはそちらを参考にしてください。
葉水について
葉水とは、観葉植物の葉に霧吹きなどを使って水をかけることです。観葉植物は、根からだけでなく葉からも水分を吸収します。
特に冬は乾燥するので、葉水をすることで葉を元気に保てるのです。葉水をすると主に次の3つの効果があります。
~葉水の効果~
- 病害虫の予防
→葉水をすることで、病気の原因にもなるカイガラムシやハダニなどの虫がわくのを防げます。
- ホコリや汚れが取れる
→ホコリや汚れは光合成の妨げになります。
- 葉の乾燥を防ぐ
→葉が乾燥すると葉先から変色したり萎れたりして、枯れる原因につながる可能性があります。
葉水はできれば毎日行いましょう。葉水をする時間帯は、水やりと同様に午前中または夕方です。ただし、冬の早朝と夕方は冷えやすいので、日中に行うとよいでしょう。
中には、葉水をやり過ぎると逆に傷んでしまう種類もあるので、事前に確認をしてくださいね。
»虫がわく原因や対策、対処法について知りたい方は、下記をご覧ください。

受け皿に溜まった水は捨てる
水やり後、受け皿に水が溜まっていたら必ず捨てるようにしましょう。なぜなら、根腐れや虫がわく原因になるからです。
たとえば、受け皿に水が溜まっていると鉢の中が過湿状態になるので、その状態を繰り返してしまうと根腐れを引き起こします。また、受け皿に汚れた水や水垢があると、コバエなどの虫が卵を産み付ける可能性があるのです。
そのため、水やり後の受け皿に水が溜まっていないか確認してください。もし溜まっていたら必ず捨てましょう!
»根腐れについて知りたい方は、下記をご覧ください。

季節ごとの水やりの違いと注意点

上記でもお伝えしましたが、観葉植物は季節によって水やりの頻度やタイミングが異なります。それぞれの季節に合った水やりをすることで、元気に育ってくれますよ。
ここでは、季節ごとの水やりの違いと注意点について解説します。
春の水やり
春の水やりは、午前中の暖かくなってきた時間帯に行うのがおすすめです。土が乾いてから水を与えるようにしましょう。
気温が低い春先は土が乾燥しにくいので、頻繁に水やりをすると根腐れを起こす可能性があるので注意が必要です。
一方、気温が高くなってくると土が乾くのが早くなるので、徐々に水やりの頻度を増やしていきましょう。気温が上昇すると生育期に切り替わるので、根が酸素と栄養を取り入れようと水をたくさん吸収し始めます。
そのため、春の水やりは土の乾燥具合や葉の状態をよく観察して、水を与えるタイミングを見極めるのが大切になってきます。
夏の水やり
夏は気温が高く土が乾燥しやすい季節なので、土全体が乾いていないか毎日確認してください。土が乾いていたら、水が鉢の底から水が出るくらいたっぷり与えましょう。
また、ほとんどの観葉植物は生育期になっているため、根が水分をよく吸収して葉から蒸散を活発に行います。そのため、水やりの頻度が高くなり、場合によっては1日2回水やりをすることもあります。
上記でもお伝えしましたが、夏の水やりは時間帯にも注意が必要です。特に真夏は、気温が高くなる日中に水やりを行うと、鉢の中の温度が上がり観葉植物が弱ってしまう可能性があります。
つまり、気温が上がる前の早朝か気温が下がる夕方が水やりを行う最適な時間帯になります。気温が高く乾燥しやすい季節なので、葉水もしっかり行いましょう。
秋の水やり
秋の初めごろは夏の気温とほぼ変わりません。なので、夏と同じやり方で水やりを行いましょう。気温が下がってきたら、午前中の暖かくなる時間帯に水やりを行い、徐々に頻度を減らしていきます。
気温が下がると土が乾きにくくなり、生長スピードもゆっくりになるので、根が吸収する水の量も減っていきます。
そのため、気温が下がってきたら土の乾き具合をよく観察して、だいたい15℃以下になってきたら水やりの頻度を減らしていきましょう。
冬の水やり
冬の水やりは、気温の低い早朝や夕方は避け、暖かい日中に水やりを行いましょう。気温が低い時間帯に水やりをすると、観葉植物を置いている環境によっては凍傷を起こす可能性があり、根腐れの原因になります。
また、気温が下がると観葉植物が休眠期に入り生長がほぼ止まります。水の蒸発する量も減るので、完全に土が乾いてからたっぷり水やりを行いましょう。
中には、水を与えない方がよい観葉植物もあるので、事前に調べておくのがおすすめです。とはいえ、エアコンやヒーターなどを使用した暖かい室内では、冬でも観葉植物が生長を続けるケースも!
実際、我が家では暖かい部屋で観葉植物を育てているので、冬でも生長を続けています。そのため、土の乾燥具合を確認しながら、週に1回程度水やりを行っています。
観葉植物の性質や育てている環境に合わせて、水やりの頻度やタイミングを見極めましょう。
»寒さに強いおすすめの観葉植物について知りたい方は、下記をご覧ください。

観葉植物をよく観察して水やりをしよう!

今回は、「基本の水やり方法」や「季節ごとの水やりの違いと注意点」について解説しました。観葉植物に水を与えるタイミングは鉢の土が乾いた時ですが、季節によってそれぞれ乾燥具合が異なります。
また、気温の違いによって観葉植物の生長スピードも異なるので、季節によって水やりの頻度が増えたり減ったりするのです。
そのため、日々のお世話の中で土の乾燥具合や気温の変化、観葉植物の状態をしっかり観察して、最適のタイミングで水やりを行いましょう。
»初心者でも育てやすい観葉植物をまとめてみたので、下記を参考にどうぞ!

»吊るした観葉植物の水やり方法について知りたい方は、下記を参考にどうぞ。

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