
- 根腐れってなに?
- 根腐れの症状ってどんな感じ?
- 根腐れの原因は?
- 根腐れになった観葉植物を復活させたい!
- 根腐れにならないためには、どんなことに気を付ければいい?

こんな悩みを解決できる記事を用意しました!
記事前半では、「根腐れとは」「根腐れの症状」「根腐れの原因」について解説します。後半では、「根腐れを起こした観葉植物の復活方法」「根腐れを予防するためのコツ」をご紹介するので、ぜひ参考にしてくださいね!
※「すぐに観葉植物の復活方法①【植え替え】について知りたい!」という方は、「根腐れになった観葉植物の植え替え方法をイラスト付きで詳しく教えます!」へどうぞ。
※「観葉植物の復活方法②【挿し木】について知りたい!」という方は、「観葉植物はどうやって増やす?初心者向けに挿し木のやり方を1から解説」へどうぞ。
根腐れとは

根腐れとは、植物の根が腐るまたは腐りかけている状態のことです。根腐れの原因はさまざまで、根の先端から腐り始め放置すると根全体に広がり、幹の株元まで症状が現れることも……。
実際に、植物が根腐れになると根から水分や養分、酸素を吸収できなくなるので、最終的に枯れてしまう恐れがあります。
なので、早く根腐れに気付いてあげることが大切です。絶対とは言い切れませんが、原因を突き止めて適切な対処を行えば、復活させられますよ。
根腐れの症状
根腐れを起こした観葉植物に見られる主な症状は、次の通りです。
- 土の乾燥が遅い
- 葉が変色する
- 根が黒く変色する
- 幹の株元が黒く変色する
- 茎や幹が柔らかくブヨブヨする
- 土の表面にカビが発生する
- 土から悪臭がする など
観葉植物に上記のような症状が見られたら、根腐れを疑いましょう。
根腐れの原因3つ

根腐れの主な原因は、以下の通りです。
- 水の与え過ぎ
- 土の通気性・排水性が悪い
- 肥料の与え過ぎ
それぞれ解説していきます。
原因①:水の与え過ぎ
水の与え過ぎは、根腐れの原因になる可能性があります。なぜなら、土が乾いていない状態で水を与えると、鉢の中が過湿状態になるからです。
鉢の中が過湿状態になると、新しい空気が入ってこなくなり酸素が不足するので、根腐れを起こします。
原因②:土の通気性・排水性が悪い

通気性や排水性の悪い土は、根腐れになる可能性が高くなります。その理由は、土がなかなか乾かないからです。
根は水を吸収したあとにできる隙間や、水分中から酸素を取り入れ呼吸をしています。土が湿った状態が続き水やりができないと、土壌中の古い空気を新しい空気に入れ換えられません。
そのため、通気性や排水性が悪い土は鉢の中が酸欠状態になり、根腐れを起こしやすくなるのです。
原因③:肥料の与え過ぎ
観葉植物を大きく生長させるために使用する肥料は、与え過ぎると根腐れを引き起こす可能性があります。肥料を過度に与えると、土の中の栄養分が濃くなり浸透圧で根から水分が流れ出るため、しおれてしまいます。
このしおれて水分や養分を吸収できなくなった状態が「肥料焼け」です。肥料焼けになると、根が機能せず根腐れを起こしやすくなるので、注意しましょう。
根腐れを起こした観葉植物の復活方法2つ

根腐れになった根は元に戻りませんが、腐敗した部分を取り除き適切な環境で管理すれば、復活する可能性があります。早い段階で根腐れに気付き対処すれば、復活する確率が上がりますよ。
根腐れが初期段階なら「植え替え」。
進行している場合は「挿し木」をして対処しましょう。
ここからは、根腐れになったときの植え替え方法と挿し木の手順について解説していきます。
対処法①:植え替えをする
「土の乾燥が遅くなってきた」「葉が変色している」「根が黒く変色した」など、初期段階で根腐れに気付いた場合は、【植え替え】をして対処します。
根腐れになった観葉植物の植え替え方法は、以下の通りです。
~植え替え方法~
手順1. 観葉植物を鉢から取り出し、土をほぐしながら腐敗した根や傷んだ葉・茎 or 幹・枝を取り除く
手順2. 根とのバランスを考慮して元気な部分(葉・茎 or 幹・枝)を剪定する
手順3. 観葉植物のサイズに合った清潔な鉢を用意し、鉢底ネット→鉢底石の順に入れて新しい土を敷く
手順4. 鉢に観葉植物を入れて新しい土を足す
手順5. 植え替えが完了したら明るい日陰に置き、新芽が出るまで様子を見る
手順6. 新芽が出たら普段通りの管理に戻す
※根腐れになった観葉植物の植え替え方法について詳しく知りたい方は、下記をご覧ください。
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対処法②:挿し木をする
「根全体が黒く変色して悪臭がする」「幹または茎まで黒く変色している」「幹または茎がブヨブヨと柔らかい」など、根腐れが進行している場合は、復活する確率が低くなります。
株自体の復活が見込めない場合は、【挿し木】をして対処しましょう。
根腐れになった観葉植物の挿し木の方法は、以下の通りです。
~挿し木のやり方~
手順1. 挿し木・挿し芽に使用する枝・茎を切り取る
手順2. 切り取った枝・茎を整理して「挿し穂」にする
手順3. 挿し穂を水につける
手順4. 挿し床を作る
手順5. 挿し床に挿し穂を挿す
手順6. たっぷりと水を与える
手順7.根が出たら鉢上げをする
※挿し木のやり方について詳しく知りたい方は、下記をご覧ください。
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根腐れを予防するためのコツ4つ

根腐れを予防するためのコツは、以下の通りです。
- 水やりのタイミングや頻度に気を付ける
- 肥料の与え方に注意する
- 観葉植物を置く場所の環境を整える
- 根腐れ防止剤を使う
それぞれ解説していきます。
コツ①:水やりのタイミングや頻度に気を付ける
観葉植物のお世話の中でも特に重要な水やりは、タイミングや頻度に注意する必要があります。なぜなら、適切な水やりができていないと、鉢全体に水分と新鮮な空気を送り込めず、酸素が足りない状態を作ってしまうからです。
大切なのは、土が完全に乾いてから水やりをすること!季節や観葉植物の種類によって土の乾き具合は異なるので、しっかりと観察しながら水やりをするタイミングを見極めましょう。
※水やり方法について知りたい方は、下記をご覧ください。
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コツ②:肥料の与え方に注意する
肥料を与える際は時期や濃度、頻度に注意しましょう。観葉植物が肥料を必要としない時期や間違った濃度で与えると、肥料焼けを起こして根が機能しなくなります。
肥料は3〜11月の最低気温が15℃以上の時期に与えるのが一般的です。決められた濃度や頻度など、使用上の注意を守って与えるようにしてください。
※肥料について知りたい方は、下記をご覧ください。
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コツ③:観葉植物を置く場所の環境を整える
室内で観葉植物を育てる場合は、鉢を置く場所の環境を整えましょう。その理由は、観葉植物を置く場所の風通しや日当たりが悪いと、土がなかなか乾かないことがあるからです。
実際に、土が乾かないと水やりができず、新鮮な空気を土に送り込めません。どうしても風が通りにくい場所なら、サーキュレーターを設置するのも1つの手段です。適度に土が乾くように、鉢を置く場所を選んだり工夫したりしてみてくださいね。
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コツ④:根腐れ防止剤を使う
根腐れを予防するために、根腐れ防止剤を使用するのもおすすめです。根腐れ防止剤とは、珪酸塩白土やゼオライトが原料となった資材のこと。
土に混ぜ込むだけで、通気性の向上や除湿、土の状態を改善するなどの効果があり、根腐れを予防できるようになります。
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観葉植物を正しく管理して根腐れから守ろう!

今回は、「根腐れとは」「根腐れの症状」「根腐れの原因」「根腐れを起こした観葉植物の復活方法」「根腐れを予防するためのコツ」について解説しました。
最後にもう一度、根腐れの原因や復活方法、予防するためのコツについて確認しましょう。
~根腐れの原因~
- 水の与え過ぎ
- 土の通気性・排水性が悪い
- 肥料の与え過ぎ
~根腐れの復活方法~
- 植え替えをする
- 挿し木をする
~根腐れを予防するためのコツ~
- 水やりのタイミングや頻度に気を付ける
- 肥料の与え方に注意する
- 観葉植物を置く場所の環境を整える
- 根腐れ防止剤を使う
上記でもお伝えしましたが、根腐れは酸素不足によって引き起こされます。もし、根腐れを早い段階で発見したときは、植え替えをして観葉植物を復活させましょう。根腐れが進行していたら、挿し木をして対処するようにしてくださいね。
※根腐れになった観葉植物の植え替え方法について詳しく知りたい方は、下記をご覧ください。
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※挿し木のやり方について詳しく知りたい方は、下記をご覧ください。
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※初心者でも育てやすい観葉植物をまとめてみたので、下記を参考にどうぞ!
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