【生け花】水揚げとは?|水揚げのさまざまな方法について解説!

・水揚げってなに?

・水切りってなに?

・水揚げの仕方がわからない……

・水揚げの仕方を教えて欲しい!

お花をお部屋に飾る際、せっかくきれいに生けたのにすぐに萎れてしまったことはありませんか?

飾ったお花がすぐに萎れてしまうと悲しい気持ちになってしまいますよね……。

花材の切り口が乾燥していたりつぶれていたりするなど、状態が悪くなっていると十分に水を吸い上げることができなくなり、早く萎れてしまう原因になります。

生け花では、お花や草木を切り取って生けるので、花が萎れてしまわないための工夫がされており、さまざまな水揚げの方法があります。

私は、生け花を始めて16年が経ちます。

生け花を始める前は「生け花に惹かれ興味はあるけど、伝統的な文化で堅苦しい世界なんじゃないかな」と不安に思うことも……。

しかし、いざ始めてみると誰にでもすてきなお花を生けることができ、気軽に楽しめるので「生け花は身近なものなんだ」と知りました。

そして、お花を生けることを通して「花本来の美しさや強さ」を知り、お花が人に癒しや元気など、たくさんの力を与えてくれる存在だと気付かされたのです。

そこで今回は、お花を長く保つための水揚げ方法についてご紹介します。

この記事を参考に、水揚げの仕方をしっかり覚えて、お花を過ごす時間を長く楽しみましょう!

 

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水揚げとは

 

「水揚げ」とは、草木が水を吸い上げやすい状態にするために、切り口を切り戻したり、割ったり、焼いたりなどすることです。

草木は根の力で水を吸い、葉の蒸散作用により水を取り込みます。

切り花は、根を落としてあるので根から水を吸えなくなり、植物本来が持つ「水を吸う力」が弱くなっている状態です。

また、お花を生けるまでの過程で雑菌や空気が切り口に入ると、より水を吸う力は弱くなります。

 

水揚げ方法

水揚げには、さまざまな種類があります。

ここでは、水揚げの方法についてご紹介します。

 

水切り

1番よく使われている水揚げの方法が、「水切り」です。

 

「水切り」の仕方は、以下の通りです。

1:深めのバケツやボールなどに水をためる。

2:水の中で切り口の先端から2.3センチの所を斜めに切る。

3:水をためておいた花瓶にお花をいれる。

以上が、「水切り」の仕方です。

 

「水切り」を行う花材の代表例は、次の通りです。

・チューリップ

・カーネーション

・ひまわり

・ガーベラ

・スターチス

・ラナンキュラス

・ダリア など

お花屋さんに並ぶほとんどのお花は、「水切り」で水揚げができます。

 

逆水

「逆水(さかみず)」とは、茎の切り口に直接水をかけることです。

 

「逆水」の仕方は、次の通りです。

花材の切り口を上向きにして持ち、蛇口などから流れる水に切り口を当て、直接吸い上げさせます。

注意点は、花の部分に水がかかると傷むことがあるので、水がかからないようにしましょう。

 

「逆水」を行う主な花材の例は、次の通りです。

・葉がたくさん付いているもの

・広葉のもの 

 

折る

「折る」とは、手で花材の茎を折り、水を吸い上げさせる方法のことです。

 

「折る」の仕方は、以下の通りです。

水切りと同じように水中で根元から2cm〜3cm程度のところを手で折ります。

あまり柔らかくなく、きれいに折れる花材に合った方法です。

 

「折る」を行う主な花材は、次の通りです。

・キク

・リンドウ

・トルコキキョウ など

 

焼き揚げ

「焼き揚げ」とは、茎が炭化するまで焼いて炭化した部分を切り戻す方法のことです。

 

「焼き揚げ」の仕方は、以下の通りです。

まず、水切りをします。

次に、熱気で花材を痛めないように、花材の上部を湿らせた新聞紙などで軽く包みます。

茎をむき出しにして斜めに持ち、根本の2cm~5cmくらい炭化するまで切り口を焼いていきます。

茎が炭化したらすぐに水をためたバケツやボウルに入れて、お花がシャキッとするまでつけておきます。

最後に、炭状になったところを切り落とします。

 

「焼き揚げ」を行う主な花材は、次の通りです。

・バラ

・ポインセチア

・クチナシ など

 

湯揚げ

「湯揚げ」は、文字通りお湯を使った水揚げ方法のことをいいます。

 

「湯揚げ」の仕方は、以下の通りです。

花材を新聞紙などに包み、切り口を60℃~100℃の熱湯に入れます。

20秒~40秒ほど浸したらまた水につけておきます。

 

「湯揚げ」を行う主な花材は、次の通りです。

・ストック

・ダリア

・キク など

 

割る・裂く・叩く

「割る・裂く・叩く」は、水揚げがしにくい花材に向いている水揚げ方法のことをいいます。

 

「割る・裂く・叩く」の仕方は、以下の通りです。

水揚げがしにくい花材の切り口から5cmくらいを十文字に割ったり、裂いたり、叩いて砕いたりして水の吸収面を広げます。

 

「割る・裂く・叩く」を行う主な花材は、次の通りです。

・ライラック

・アジサイ

・オオデマリ など

 

ポンプで水を注入する

ポンプで水を注入するの仕方は、以下の通りです。

水揚げ用のポンプで、茎が空洞の花材の切り口から水を注入します。

 

ポンプを使って水揚げを行う主な花材は、次の通りです。

・スイレン

・ハス など

 

刺激をあたえる

刺激を与える水揚げの仕方は、以下の通りです。

切り口に塩を付けたり、アルコールや酢、ハッカ油に浸したりすることで刺激され、水の吸収を促進します。

殺菌作用もあります。

 

薬品にひたす

薬品にひたす水揚げのの仕方は、以下の通りです。

水揚げした花材を入れる花器に市販の切り花延剤を入れることで、水がきれいに保たれて花材も長く楽しめます。

 

まとめ

今回は、水揚げの方法についてご紹介しました。

きれいに生けたお花は、長く楽しみたいものですよね。

お花を生けた花器や花瓶の水を毎日変えることも大切ですが、最初にひと手間かけるだけでもっとお花を長く楽しめますよ。

この記事を参考に、お花を丁寧に水揚げしてあげて、愛でてあげましょう。

 

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