
- なんで猫ちゃんは観葉植物を食べるの?
- 猫ちゃんに観葉植物を食べられないための対策はある?
- 猫ちゃんにとって有害な観葉植物の種類は?
- 食べてしまった時の対処はどうしたらいい?
- 安全性の高い観葉植物の種類が知りたい!

こんな悩みを解決できる記事を用意したよ!
この記事で紹介する「猫ちゃんが観葉植物を食べられないための対策」を実践すれば、誰でも安心して猫ちゃんのいる暮らしの中で観葉植物を楽しめますよ!
なぜなら、私も以前愛猫と一緒に暮らしていて、同じ悩みを解決した経験があるからです。
記事前半では、猫ちゃんが観葉植物を食べる理由や有害な観葉植物、食べた時の対処法について解説します。
後半では、食べられないための対策や安全性の高い観葉植物を紹介するので、ぜひ参考にしてくださいね!
※「すぐに食べられないための対策について知りたい!」という方は、「猫に観葉植物を食べられないための7つの対策」へどうぞ!
猫が観葉植物を食べる理由

猫ちゃんが観葉植物を食べる理由は諸説ありますが、よく挙げられるのは次の通りです。
~観葉植物を食べる理由~
- 毛玉を出すため
- 不調がある
- ストレス解消
- 子供の頃に食べて気に入っている
- 好奇心
- 食欲旺盛
- 飼い主さんの気を引くため
このような感じでさまざまな理由があります。特に多いのが、毛玉を吐き出すためです。猫ちゃんは毛づくろいをして、体内に溜まった毛を吐き出すために、草を食べるという習性があります。
そのため、部屋に置いている観葉植物を食べて毛を吐き出そうとする行動を取る場合があるのです。
他にも、体調や性格など猫ちゃんによって観葉植物を食べる理由は異なります。よく愛猫を観察して理由を見つけることが大切になってきます。
猫にとって有害な観葉植物5つ

インテリアとして人気のある種類の観葉植物にも、葉や茎、樹液に毒性が含まれているものがあります。部屋に飾りたい観葉植物が有害かどうか確認することで、猫ちゃんを守れますよ。
猫ちゃんにとって有害な観葉植物の代表的な種類は、次の通りです。
~有害な観葉植物の代表的な種類~
- アイビー
- ポトス
- モンステラ
- ドラセナ
- ベンジャミン
アイビーは葉に毒性があり、下痢や嘔吐、腹痛、皮膚炎になる可能性があるので注意が必要です。
ポトスやモンステラなどサトイモ科の観葉植物は、葉や茎に毒性が含まれており、猫ちゃんが食べると口腔内に炎症を起こしたり皮膚炎になったりすることがあります。
ドラセナは葉に強い毒性があり、食べると下痢や嘔吐、麻痺を引き起こすだけでなく、場合によっては死に至る可能性もあるので危険です。
ベンジャミンは、樹液に毒性があるので猫ちゃんが食べると下痢や嘔吐、口腔内の炎症を起こし、触れると皮膚炎になることがあります。
猫ちゃんは自分で毒性があるかどうか判断できないので、有害な観葉植物は家に置かないようにしましょう。
【参照】環境省:ペットが出会う危険な植物
猫が有害な観葉植物を食べた時の対処法

愛猫が誤って有害な観葉植物を食べてしまったら、自己判断をせずかかりつけの動物病院を受診しましょう。ネットなどでさまざまな情報を得ることができますが、自己判断は危険です。
「愛猫がどの観葉植物を食べたのか」「食べてから何時間経過したのか」「どんな症状が出ているのか」を獣医師にできるだけ正確に伝えられるようにしましょう。
繰り返しになりますが、愛猫が有害な観葉植物を食べてしまったら、最悪の事態にならないように早急にかかりつけの動物病院に受診してください。
猫に観葉植物を食べられないための7つの対策

愛猫&観葉植物との心地よい暮らしを手にするためには、食べられないための対策を立てる必要があります。その理由は、猫ちゃんは食べてもよい植物とそうではない植物を判断することができないからです。
また、安全性の高い観葉植物を置くことで愛猫を守れるようになっても、今度はいたずらが原因で観葉植物を弱らせてしまう可能性があります。
ここでは、愛猫と観葉植物を守るための対策を7つご紹介するので、ぜひ参考にしてくださいね!
1. ハンギングや壁掛けで飾る
観葉植物を「天井から吊り下げる」「壁掛けにする」など飾り方を工夫することで、猫ちゃんが食べたり触ったりするのを防げます。
ハンギングや壁掛けをする際の注意点は、観葉植物の近くに猫ちゃんが飛び移れるような棚や台などがないか確認することです。
猫ちゃんは、少しでも足場があると高い場所に飛び移ります。出窓スペースやカーテンレールの場所、家具の配置など猫ちゃんにいたずらされないかを考えて観葉植物を飾りましょう。
»観葉植物の吊るし方を知りたい方は、下記の記事をご覧ください。

2. 柵やガードを設置する
観葉植物の周りや飾っている場所への通り道に、猫ちゃんが飛び越えられない高さの柵や忍び返しのシートなどを設置するのもおすすめです。
柵やガードを設置することで、猫ちゃんを観葉植物に近付けないようにできます。中には、忍び返しを気にせず進んでしまう猫ちゃんもいるので、効果があるか様子を見てみましょう。
3. 室内用温室を設置する
ガラスやアクリル、ビニールの室内用温室 を設置するのもよいでしょう。理由は、温室に観葉植物を入れることで猫ちゃんに食べられたり、いたずらされたりしないからです。
猫ちゃんが温室の中に入らないように注意すれば、安心して育てられます。
室内用温室 は、サイズやデザインが豊富にあるので、インテリアや観葉植物のサイズに合わせて選べます。また、温室に入れることで冬の寒さを防げるというメリットもあるのです。
4. 猫が入れない部屋に観葉植物を飾る
猫ちゃんが入れない部屋に観葉植物を飾るのもおすすめです。猫ちゃんと観葉植物の空間を物理的に分けてしまえば、安心して生活できるでしょう。
どうしても観葉植物を気にしたり食べたりしてしまう場合は、猫ちゃんが入れない部屋を作って移動させてみてください。
5. 猫の嫌いなにおいを付ける
観葉植物の場所を移動させることができない場合は、猫ちゃんの嫌いな柑橘系や酢のにおいを付けるのも効果があります。なぜなら、猫ちゃんは嫌いなにおいに近付かない傾向があるからです。
木酢液(もくさくえき)を付けておけば、猫ちゃんが嫌がって近付かなくなり、観葉植物の病害虫対策にもなるので一石二鳥!木酢液のにおいがきつく感じる方は、猫ちゃんのしつけ用スプレーなどを使用するのもよいでしょう。
6. 猫草を置く
毛玉を吐き出したい猫ちゃんに効果的なのが猫草です。猫草とは、猫ちゃんが好んで食べる草の総称でのことです。イネ科の大麦やえん麦、小麦など、背が低く先の尖ったものが一般的に販売されています。
猫ちゃん次第ですが、猫草を食べて毛玉を吐き出すようになれば、観葉植物への興味をなくしてくれることもありますよ。
7. フェイクグリーンを飾る
上記でご紹介した対策をしても、効果がない場合はフェイクグリーンを飾るのも1つの手です。フェイクグリーンなら猫ちゃんがいたずらしても毒性がないので安心です。
特に、猫ちゃんにとって有害な観葉植物の種類をインテリアに合わせたい場合は、フェイクグリーン
を活用するとよいでしょう。
部屋に緑のある心地よい生活を送りながら、安心して愛猫との暮らしも楽しめます。
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猫にとって安全性の高い観葉植物おすすめ7選+フェイクグリーン
ここまで、有害な観葉植物の種類や対策などを解説しました。もし誤って食べちゃったらなんて考えると、有害な観葉植物を部屋に飾るのは怖いですよね。
とはいえ、「観葉植物が好きだから置きたい」「インテリアとしてどうしても部屋に飾りたい」という方も多いはずです。
そのような方は、食べられないための対策をしつつ、安全性の高い観葉植物を飾るのがベストだと私は思います。
ここでは、猫ちゃんにとって安全性の高い観葉植物おすすめ7選+フェイクグリーンをご紹介していきます。ぜひ、お気に入りの観葉植物またはフェイクグリーンを見つけてくださいね!
エバーフレッシュ
『エバーフレッシュ
』は、鮮やかな緑色の葉が涼しげな印象を与える人気の観葉植物です。
夜になると水分の蒸発を防ぐために葉を閉じるとされています。毎日葉を開いたり閉じたりする姿を見るのは癒されますよ。飾る際は猫ちゃんにいたずらされないように注意するとよいでしょう。
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ガジュマル
『ガジュマル
』は、キジムナーという火の精霊が宿る木として有名な観葉植物です。インテリアとしても高い人気があり、個性的なかわいらしい樹形をしています。
猫ちゃんに倒されたり引っ掛かれたりする可能性があるので、飾る場所には注意が必要です。
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サンスベリア・ローレンチ
肉厚の細長い葉にトラのような模様が入っている『サンスベリア・ローレンチ
』。乾燥にとにかく強い!初めての方でも育てやすいのがうれしいポイントです。
寒さには弱いので冬場の管理は慎重に!飾る場所によっては、猫ちゃんにいたずらされる場合があるので注意しましょう。
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テーブルヤシ
『テーブルヤシ
』は、夏場やビーチの雰囲気を演出してくれる小型のヤシです。生長がゆっくりでサイズも大きくなりにくいので、インテリアとして楽しめます。
猫ちゃんにいたずらされやすい葉の形状をしているので、飾る際は注意しましょう。
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アレカヤシ
鮮やかな黄緑色をした羽状の細長い葉を持つ『アレカヤシ
』は、部屋の雰囲気を明るく演出してくれます。
南国ムードやトロピカルな雰囲気を感じられる人気の観葉植物です。存在感があるので、猫ちゃんの標的になるかもしれません。飾る際はいたずらされないように工夫しましょう。
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シュロチク
つやのある細長い葉が美しい『シュロチク
(棕櫚竹)』。竹の仲間ではなく、ヤシの仲間です。名前に「竹」と入っているので、竹の仲間と思っちゃいますよね。
和洋どちらの雰囲気にも合わせやすいので人気の観葉植物です。細長い葉は猫ちゃんが好きそうな形をしているので、かじられる可能性があります。飾る場所には注意しましょう。
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パキラ
比較的乾燥や寒さに強い『パキラ
』は、丈夫で初心者でも育てやすい観葉植物です。サイズが豊富にあり、飾る場所に合わせて選びやすいのでインテリアとしても人気があります。
種子には毒が含まれていますが、ほとんどの場合は花が咲かないので心配いりません。もし、花が咲いて種子ができた時は注意しましょう。
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フェイクグリーン
『フェイクグリーン
』は、人工的に作られた偽物の緑のことですが、現代では技術の向上に伴い、本物により近くなりました。
本物の観葉植物に比べてお手入れの手間も少なくなり、種類や大きさも豊富にあります。飾りたいと思っている観葉植物が有害な場合は、フェイクグリーンを活用するのも1つの手です。
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とはいえ、「しっかりお世話したい!」「生長する姿を見たい!」「育てるのが好き!」という方は、フェイクグリーンは物足りないかもしれません。
なので、そのような方は食べられないための対策をしつつ、猫ちゃんにとって安全性の高い観葉植物を飾るのがよいでしょう。
しっかり対策をして猫と観葉植物を守ろう!

今回は、猫ちゃんが観葉植物を食べる理由や有毒な観葉植物の種類、食べた時の対処法、食べられないための対策、安全性の高い観葉植物の種類を解説しました。
最後に、もう一度観葉植物を食べられないための7つの対策を確認しましょう!
- ハンギングや壁掛けで飾る
- 柵やガードを設置する
- 室内用温室を設置する
- 猫が入れない部屋に観葉植物を飾る
- 猫の嫌いなにおいを付ける
- 猫草を置く
- フェイクグリーンを飾る
対策や工夫をしっかりすることで愛猫と観葉植物を守れるので、心地よい暮らしを楽しめますよ。
とはいえ、猫ちゃんにも個体差があるので、安全性が高い観葉植物でも体調を崩してしまう可能性があります。そのような場合は、自己判断はせずかかりつけの動物病院を受診しましょう。
繰り返しになりますが、安全性の高い観葉植物を置き、食べられないための対策をして、愛猫と緑のある理想の暮らしを手に入れてくださいね〜!
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