
- 室内向けの土ってどれ?
- 虫がわかない土ってあるのかな?
- どの土を選べばいいかわからない……。
- 初心者におすすめの土が知りたい!
- マルチングってなに?
- おしゃれなマルチング材が知りたい!

こんな悩みを解決できる記事を用意しました!
記事前半では、「観葉植物・多肉植物が元気に育つ土の条件」「土を入れ替える理由」「植え替えのタイミング」「古い土の処理方法」について。
後半では、「初心者はどんな土を選ぶ?」「観葉植物・多肉植物におすすめの土9選」「おすすめのマルチング5選」についてご紹介するので、ぜひ参考にしてくださいね!
※「すぐにおすすめの土やマルチングについて知りたい!」という方は、「おすすめの土9選」または「おすすめのマルチング5選」へどうぞ!
※初心者でも育てやすい観葉植物についてまとめてみたので、気になる方は下記をご覧ください!
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※観葉植物のハンギング方法が知りたい方は、こちらの記事をご覧ください!
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観葉植物・多肉植物が元気に育つ土の条件

観葉植物や多肉植物が元気に育つための主な土の条件は、下記の通りです。
- 排水性がある → 水はけがよい
- 通気性がある → 土の粒と粒の間に空気の通る隙間がある
- 保水性がある → 土が乾き過ぎない
- 保肥力がある → 肥料成分を保持できる
観葉植物や多肉植物に使用する土は、「排水性・通気性・保水性・保肥力」が必要です。排水性・通気性が悪いと、根が新しい水と空気を取り込みにくくなり、根腐れを起こす可能性が高くなります。
また、適度な保水性がないと観葉植物または多肉植物が水切れを起こしやすくなり、枯れる原因につながります。さらに、保肥力がないと水と一緒に肥料が流れ出てしまい、生長に必要な栄養分を吸収できません。
なので、観葉植物や多肉植物用の土(培養土)には、「排水性・通気性・保水性・保肥力」がよくなるように、数種類の単用土や土壌改良材、肥料が配合されているのです。

単用土とは、赤玉土や鹿沼土、黒土、軽石など培養土の素になる単一素材のこと。
培養土とは、単用土や土壌改良材、肥料をバランスよく配合した土のこと。
土壌改良材とは、排水性や通気性などの土壌環境を改善する資材のことです。
土を入れ替える理由
観葉植物または多肉植物の土は、植え替えをする際に状態のよいものに入れ替える必要があります。なぜなら、土は徐々に劣化していくからです。
土の団粒構造が崩れてくると、粒と粒の隙間がなくなり水はけが悪くなります。また、土の中にある栄養分も少なくなるので、観葉植物や多肉植物の生育も悪くなるのです。
そのため、植え替えをする際は団粒構造が崩れていない栄養のある土に入れ替えるようにしてください。

団粒構造とは、大小さまざまな団子状の塊になった土(0.2mm以上)が集まっていることです。植物を育てるのに最適な団粒の直径は、1〜5mmくらいとされています。
植え替えのタイミング
観葉植物・多肉植物の種類や生長具合によって異なりますが、植え替えのタイミングは大体1〜2年に1回とされています。これはあくまで目安なので、観葉植物・多肉植物の状態や土の状態を確認して植え替えのタイミングを見極める必要があります。
中には、「植え替えのタイミングを見極めるとか難しそう……」と感じる方もいるでしょう。そんな方向けに、植え替えの主なタイミングを箇条書きしたので、ぜひ参考にしてみてください。
植え替えの主なタイミングは、下記の通りです。
- 鉢の底から根がはみ出している
- 水が土にしみ込みにくい
- 水やりをしても葉に元気がない
- 鉢と観葉植物のサイズが合っていない
- 葉が黄色く変色する
※植え替えについてもっと知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。
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植え替え後の古い土はどうする?

古い土の処理方法がわからず、ベランダや庭に放置していませんか?使わなくなった古い土は、「処分する」または「リサイクルする」という方法で処理できます。
ここでは、「処分する方法」と「リサイクルする方法」について解説します。
古い土を処分する方法
古い土の処分方法は、住んでいる地域によって異なります。ごみとして捨てられる地域もあれば捨てられない地域もあるので、自治体のホームページを確認してください。
ごみとして捨てられない場合は、土の回収を受け付けているごみ収集会社や不用品回収業者、公園の清掃管理会社に依頼するという方法があります。
他にも、古い土の引き取りサービスを行っている園芸店やホームセンターなどもあるので、問い合わせをしてみてもよいでしょう。
古い土をリサイクルする方法
古い土は、正しく再生させることで再利用できます。植え替えをする際に、リサイクルした土と新しい土を混ぜて使用しても問題ありません。リサイクルした土は、しっかり保存しておけば日持ちしますよ。
土のリサイクル方法は、以下の通りです
- 古い土をシートなどに広げて、乾燥させる。
- 乾燥させた土をふるいにかけ、古い根やごみなどを取り除く。
- 黒いビニール袋に土と水を入れ、土全体を湿らせ封をする。
- 袋に土を入れたまま1〜2週間程度直射日光に当て、熱消毒して殺虫・殺菌をする。
- 袋から土を取り出し、乾燥させてから「土のリサイクル材」と「元肥」を混ぜ込む。
※土がさらさらの砂状になっている場合は、赤玉土の小粒を2〜3割程度混ぜ込むとよいでしょう。
※元肥について知りたい方は、下記をご覧ください。
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初心者はどんな土を選ぶ?

観葉植物または多肉植物を育てるのに慣れていない方は、市販の土を選ぶのがおすすめです。なぜなら、自分で土を配合するのはけっこう大変だからです。
土を配合する際は、排水性・通気性・保水性・保肥力の高いものを選ぶ必要があります。また、観葉植物や多肉植物の性質によっても土の割合が少しずつ変わる場合があるのです。
そういったことも観葉植物または多肉植物を育てる楽しみの1つでもありますが、知識や経験がないとちょっと難しいかなと思います。
なので、初心者の方は観葉植物や多肉植物が元気に育つように、バランスよく配合されている市販の土を選ぶようにしましょう。
中には、オリーブ専用の土やアンスリウム専用の土など、植物の種類ごとに配合されている土もあります。他にも、虫がわきにくい土で配合された土もあり、目的に合わせて選べますよ。
観葉植物または多肉植物を育てるのに慣れていろいろなことがわかってきたら、自分で土を改良したり1から配合したりしてみるとよいでしょう。観葉植物や多肉植物を育てるのがさらに楽しくなりますよ!
※初心者でも育てやすい観葉植物についてまとめてみたので、下記を参考にどうぞ。
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観葉植物・多肉植物におすすめの土9選
初心者の方におすすめの土は、以下の通りです。
- 室内向け観葉植物・多肉の土
- 観葉植物の土
- サボテン・多肉植物の土
- 粒状かる~い培養土
- あとラク観葉・多肉の土
- ピンピン育つ観葉植物の土
- さぼてん多肉植物の土
- ゴールデン粒状培養土 観葉植物用
- ECOCOSOIL(エココソイル)
それぞれご紹介していきます。
おすすめ①:室内向け観葉・多肉の土
プロトリーフの『室内向け観葉・多肉の土』は、水に濡れると土の色が変わるため水やりのタイミングがわかりやすく、初心者の方にかなりおすすめです!
配合されている土は、「鹿沼土」「パーライト」「赤玉土」「速効性化成肥料」「緩効性化成肥料」になります。
堆肥を使用していないので虫が寄り付きにくく、室内でも安心して使用できます。
おすすめ②:観葉植物の土
プロトリーフの『観葉植物の土』は、初期栄養素が配合されており通気性や排水性がよいので、初心者の方におすすめの土です。
「赤玉土」「鹿沼土」「ピートモス」「バーク堆肥」「もみがら堆肥」「くん炭」などが配合されています。
おすすめ③:サボテン・多肉植物の土
プロトリーフの『サボテン・多肉植物の土』は、寿命の長いサボテンや多肉植物にゆっくり長く効く肥料が配合されています。
「赤玉土」「鹿沼土」「ピートモス」「バーク堆肥」「もみがら堆肥」「くん炭」などが配合されており、保水性・排水性に優れています。
おすすめ④:粒状かる~い培養土
プロトリーフの『粒状かる〜い培養土』は、とても軽いので持ち運びしやすく、吊るして飾る観葉植物にも向いています。
「赤玉土」「鹿沼土」「パーライト」「軽石」「速効性化成肥料」「緩効性化成肥料」などが配合されています。
堆肥が使用されていないので、虫が苦手な方におすすめの土です。
おすすめ⑤:あとラク観葉・多肉の土
プロトリーフの『あとラク観葉・多肉の土』は、植物性原料100%で作られた可燃ごみで捨てられる軽い土です。
「ココヤシピート」「ハスクチップ」「菌根菌(きんこんきん)入り有機肥料」が配合されています。
水枯れがしにくい菌根菌入りで、水はけや水持ちにもこだわって作られています。

菌根菌とは、根に共生している菌類(カビ)のことです。菌根菌は土の養分を吸収して根に供給し、根からは炭水化物が供給されています。
おすすめ⑥:ピンピン育つ観葉植物の土
花ごころの『ピンピン育つ観葉植物の土』は、マグネシウムが配合されている土で、葉の色がよくなり元気に育ってくれます。
配合されている土は、「ココナッツファイバー」「木質堆肥」「パーライト」「バーミキュライト」などです。
軽くて清潔な原料で作られているので、室内でも安心して使用できます。
おすすめ⑦:さぼてん多肉植物の土
花ごころの『さぼてん多肉植物の土』は、根腐れを防ぐために排水性を重視して配合されている土です。
「軽石」「バーミキュライト」「日向土」「ゼオライト」などが配合されています。
不要な有機質を吸収してくれるゼオライトは、水が腐敗しにくくサボテンや多肉植物にとって最適な環境を作ります。
おすすめ⑧:ゴールデン粒状培養土 観葉植物用
アイリスオーヤマの『ゴールデン粒状培養土 観葉植物用』は、弾力のある粒状で手が汚れにくい土です。
大きめの粒を多く配合しているので、通気性や排水性、保水性に優れています。「粒状培養土」「軽石」「バーミキュライト」「パーライト」「緩効性肥料」などが配合されています。
おすすめ⑨:ECOCOSOIL(エココソイル)
プラネットの『ECOCOSOIL』は、燃やせる材料だけを使って作られた土です。
可燃ごみとして捨てられます。
配合されている土は、「オールドココナッツピート」「もみがらくん炭」「ココナッツチップ」「ソイルキャッチ(土壌改良剤)」など。
とても軽いので持ち運びしやすく、ハンギングにも向いている土です。
マルチングを使って鉢植えをおしゃれに!
マルチングとは、木や石、ビニールなどで土の表面を覆うことです。鉢植えをおしゃれにする方法の1つになります。
マルチング材を鉢の表面に敷き詰めるだけで、見た目がきれいになるので清潔感やインテリア性がさらに増します。
また、虫の発生や土の水分が蒸発し過ぎるのを防ぐなどのメリットもあります。「鉢の土が見える状態に抵抗がある……」という方にも、マルチングはおすすめですよ。
とはいえ、マルチングは鉢の表面を覆うため、土の乾燥具合が見た目で確認しづらくなります。水やりをする際は、与えるタイミングや頻度などに十分注意して行うようにしましょう。
おすすめのマルチング5選
おすすめのマルチング材は、以下の通りです。
- ココヤシファイバー
- マルチングストーン
- バークチップ
- ウッドチップ
- くるみの殻
それぞれご紹介していきます。
おすすめ①:ココヤシファイバー
ココヤシファイバーは、ココナッツの実の繊維からできているマルチング材です。
マルチング材の中でも通気性がよく、扱いやすい素材となっています。
おすすめ②:マルチングストーン
マルチングストーンは、鉢底石のような小さい石のマルチング材です。
石の色やサイズが豊富なので、観葉植物やインテリアに合わせて選ぶとおしゃれな雰囲気を演出できます。
おすすめ③:バークチップ
バークチップは、赤松や黒松の樹皮から作られたマルチング材です。
木の固い部分のみを使用しているため、砕けにくく虫が付きにくいという特徴があります。
おすすめ④:ウッドチップ
ウッドチップは、杉の木やヒノキなどの木材を細かく砕いて作られたマルチング材です。
木の種類によって色や香りが異なるので、部屋の雰囲気に合わせて選べます。
おすすめ⑤:くるみの殻
くるみの殻は、長持ちしやすいマルチング材です。
見た目がコロコロとかわいらしく、部屋のよいアクセントになります。
最適な土を選んで観葉植物・多肉植物を元気に育てよう!

今回は記事前半で、「観葉植物・多肉植物が元気に育つ土の条件」「土を入れ替える理由」「植え替えのタイミング」「古い土の処理方法」について。
後半では、「初心者はどんな土を選ぶ?」「観葉植物・多肉植物におすすめの土7選」「おすすめのマルチング5選」についてご紹介しました。
初心者の方で土について悩まれている方は、市販の観葉植物・多肉植物専用の土を選ぶとよいでしょう。
市販の土は、観葉植物または多肉植物が元気に育つようにバランスよく配合されているため、安心して使用できます。観葉植物・多肉植物の種類や飾り方などに合わせて選んでみてくださいね。
観葉植物や多肉植物の管理に慣れてきたら、土を自分好みに改良したり1から配合したりするのもおすすめですよ。
※初心者でも育てやすい観葉植物についてまとめてみたので、気になる方は下記を参考にどうぞ!
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※観葉植物のハンギング方法が知りたい方は、こちらの記事をご覧ください!
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