
- 忙しくてあまりお世話ができないけど、観葉植物って育てられる?
- 耐乾性(たいかんせい)ってなに?
- 観葉植物を室内に置きたいけど、どうやって育てたらいいの?
- 乾燥に強い観葉植物には、どんな種類がある?

こんな悩みを解決できる記事を用意したよ!
記事前半では「乾燥に強いおすすめの観葉植物」について、後半では「これだけは守りたい!最低限必要なお世話」「お世話が不要なフェイクグリーン」についてご紹介するので、ぜひ参考にしてくださいね!
※「すぐに観葉植物の最低限必要なお世話の仕方について知りたい!」という方は、「これだけは守りたい!最低限必要なお世話6つ」へどうぞ!
乾燥に強い観葉植物おすすめ6選
乾燥に強く育てやすい観葉植物は、耐乾性のある品種です。耐乾性とは、観葉植物が空気や土の乾燥に耐えられる性質のこと。
耐乾性のある観葉植物の多くは、砂漠やサバンナなどの乾燥した地域が原産地になります。雨があまり降らない地域なので、少ない水分でも生きていける性質を持っています。
実際に、耐乾性のある観葉植物は根を深く伸ばしたり、葉や茎に水分を貯めて葉からの蒸散を少なくしたりすることが可能です。そのため、耐乾性のある観葉植物は少ない頻度の水やりで管理できるのです。
それでは、乾燥に強い観葉植物にはどのような種類があるのかを見ていきましょう!
パキラ
八方に広がる尖った葉先がシャープで爽やかな印象の「パキラ
」。1度はこの名前を聞いたことがあるんじゃないかなってくらい、かなり人気があります。
乾燥や病害虫に強く、初心者でも育てやすい観葉植物です。耐陰性がありますが、太陽の光を好むのでレースカーテン越しの窓際に置くのがおすすめですよ。
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ユッカ・エレファンティペス
剣のように尖っている葉がシャープでかっこいい「ユッカ・エレファンティペス
」。
メキシコやアメリカのサバナ気候が原産地で、乾燥に強いだけではなく寒さや暑さにも強い観葉植物です。日当たりと風通しのよい場所に置いて、乾燥気味に管理すれば丈夫に育つでしょう。
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サンスベリア・ローレンチ
スタイリッシュな斑入りの肉厚な葉が特徴の「サンスベリア・ローレンチ
」。
熱帯アフリカや南アフリカなどの乾燥地帯が原産の観葉植物です。葉に水分を蓄えられるので、乾燥に強く水やりの頻度が少なくても丈夫に育ちます。
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サンスベリア・ゼラニカ
ゼブラ柄をした肉厚の葉がおしゃれで落ち着いた印象の「サンスベリア・ゼラニカ
」。サンスベリア・ローレンチと同様に乾燥に強く育てやすいので、初心者の方や忙しい方におすすめの観葉植物です。
直射日光を避けてレースカーテン越しの窓際のような明るい日陰に置き、乾燥気味に育てると元気に育ちますよ。
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柱サボテン
体幹がしっかりとした存在感のある「」は、おしゃれなインテリアとしても人気があります。アメリカやメキシコ、中米の乾燥した雨の少ない砂漠や高山などが原産地です。
茎の中の貯水組織が発達しており、ほとんどお手入れをしなくても育つため、初めての方や忙しい方におすすめです!
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チランジア・キセログラフィカ
ボリュームと存在感のあるチランジア界の王様「チランジア・キセログラフィカ
」。
土を必要としないエアプランツで、プランツハンガー や麻紐を使って吊るしたり、ラック やプラントスタンド に飾ったりなど、おしゃれなインテリアとして高い人気があります。
葉から水分を吸収するので、霧吹き で葉水を行いましょう。
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これだけは守りたい!最低限必要なお世話6つ

観葉植物を育てる際の最低限必要なお世話は、次の通りです。
~最低限必要なお世話~
- 管理①:日当たり
- 管理②:水やり
- 管理③:風通し
- 管理④:気温
- 管理⑤:植え替え
- 管理⑥:土
観葉植物は生き物なので、お世話をしないと枯れてしまいます。せっかく観葉植物を購入しておしゃれに飾っても、枯れてしまったら悲しいですよね。
また、思った以上に観葉植物のお世話が大変で、「仕事しながら育てるのちょっとしんどいかも……」となったら癒しどころではありません。
そうならないためにも、観葉植物を育てる際の最低限必要なお世話の目安を解説していきます。
これから「観葉植物をおしゃれに飾りたい!」「室内に観葉植物を置いて癒されたい!」という方の参考になれば幸いです。
管理①:日当たり
多くの観葉植物は日当たりのよい環境を好みます。なぜなら、生長に必要な養分を作るために光合成を行うからです。
実際に、観葉植物を日陰で育てると日光を求めて枝や茎が徒長したり、葉が黄色く変色したりしてかっこ悪い姿になります。定期的に日光浴をさせてあげる必要があるので、お世話の手間が増えてしまうのです。
そのため、観葉植物は日当たりのよい環境で育てた方が管理する際の負担も少なくなり、元気よく生長してくれるでしょう。
とはいえ、中には直射日光に当たり続けると、葉焼けを起こす品種もあります。そのような場合は、レースカーテン越しの窓際のような明るい日陰で管理するのがおすすめです。
»日当たりや日光浴について知りたい方は、下記を参考にどうぞ。

»日陰におすすめの観葉植物について知りたい方は、下記を参考にどうぞ。

管理②:水やり
観葉植物に水を与える際のポイントは、「タイミングと量」です。水やりのタイミングは土が乾いた時で、量は鉢の底から水が流れるくらいたっぷりと与えるのがベストになります。
その理由は、土が乾かないうちに水を与え続けると、根腐れになり枯れる原因につながるからです。また、たっぷりと水を与えることで、新鮮な空気も一緒に鉢底まで送り込めます。
という感じで、水やりは土が乾いてからたっぷりと与えることで、観葉植物を元気に育てられるのです。水やりの頻度は、観葉植物の種類や季節によって異なるので、事前に確認するようにしましょう。
»水やり方法についてもっと知りたい方は、下記を参考にどうぞ。

»根腐れについて知りたい方は、下記を参考にどうぞ。

水やり便利グッズ
水やり便利グッズには、貯水式のプランターや自動給水機などがあります。他にも、水やりチェッカーのように土の乾燥具合が見るだけでわかる道具もおすすめです。ライフスタイルに合わせて、水やり便利グッズを取り入れて無理なく観葉植物を育てましょう。
管理③:風通し
観葉植物を置く場所は、風通しのよい場所が好ましいでしょう。その理由は、風通しが悪いと空気が籠もり、湿気が溜まってしまうからです。
湿気が溜まると、病害虫の発生を誘発し観葉植物が枯れてしまいます。そのため、観葉植物を置いている部屋の換気をしてあげると健康的に育てられます。
換気がなかなかできない場合は、サーキュレーター や扇風機
を使用して部屋の空気を循環させるとよいでしょう。
ただし、風が観葉植物に直接当たると、葉がからからに乾燥したり温度が下がり過ぎたりするので、注意してくださいね。
»虫がわく原因や対策、対処法について知りたい方は、下記をご覧ください。

管理④:気温
冬は観葉植物の最低気温を下回る場合が多いので、置く場所には十分注意しましょう。理由は、最低気温を下回ると傷んだり枯れたりする原因につながるからです。
もし、暖房のない部屋や玄関などに観葉植物を置いている場合は、最低気温を目安に暖かい部屋に移動させてください。
また、窓際は暖房が効いている部屋でも、日が落ちると気温が急激に下がる可能性があります。そのため、窓際にある観葉植物を夜間だけ部屋の中央に寄せてあげることで、急激な温度変化も回避できますよ。
ちなみに、エアコンの風や暖房機器の熱が直接当たると、観葉植物が乾燥し過ぎて弱ったり枯れたりする原因になるので注意してくださいね。
※最低気温とは、観葉植物が耐えられる低い気温のことです。
»最低気温や寒さに強い観葉植物について知りたい方は、下記をご覧ください。

管理⑤:植え替え
植え替えは観葉植物の生長に合わせて、1〜2年に1回の頻度で行いましょう。
植え替えをする主なメリットは、次の通りです。
~植え替えをする主なメリット~
- 根詰まりを解消して枯れるのを防ぐ
- 状態のよい土に入れ替えられる
→水はけや通気性がよく養分が豊富な土
- 観葉植物のサイズをコントロールできる
→大きく育てたくない場合は、植え替えの際に根を短くするのと同時に、枝と葉も剪定してあげるとサイズを小さく保つことが可能
植え替えと聞くと「大変そう……」「できるかな……」と不安になる方もいるかもしれません。しかし、方法さえわかれば誰でも簡単に植え替えられます。
だいたい1〜2年に1回のペースが一般的なので、観葉植物を健康的に理想のサイズで育てるためにも、ぜひ植え替えを行いましょう。
»植え替え方法について知りたい方は、下記を参考にどうぞ。

»根詰まりについて知りたい方は、下記を参考にどうぞ。

管理⑥:土
観葉植物を室内で育てる場合は、有機質が含まれていない土がよいでしょう。なぜなら、土に有機質が含まれていると、コバエやトビムシなどがわく可能性があるからです。また、有機質が含まれた土は有機質特有の臭いがします。
もし、観葉植物を購入した際に土に有機質が含まれている場合は、虫が活発に動き出す季節になる前に植え替えを行い、土を入れ替えておくと安心です。
土は自分で配合することも可能ですが、初心者の方や忙しい方は市販の「観葉植物専用の土」を選ぶのがおすすめ。
観葉植物専用の土は、水はけや通気性がよくなるように配合されており、生長に必要な養分(肥料)もバランスよく入っているのです。
繰り返しになりますが、室内で観葉植物を育てる際の土は、有機質が入っていない「観葉植物専用の土」を選ぶとよいでしょう。
ちなみに、観葉植物を大きく育てたくない場合は、もともと土に入っている養分で十分なので、後から肥料を追加する必要はありません。
大きく育てたい場合は、植え替え時に元肥を混ぜ、追肥を与えるとしっかり生長してくれますよ。
»肥料についてもっと知りたい方は、下記をご覧ください。

お世話が不要なフェイクグリーンもおすすめ!
上記では、おすすめの観葉植物や最低限必要なお世話についてお伝えしました。
「仕事で忙しいからそこまでお世話できない……」「ちょっと育てるの難しいかも……」と思われた方もいるのではないでしょうか?フェイクグリーンなら水やりや植え替えなどのお世話をしなくてよいので、手軽に飾れるでしょう。
もちろん、お世話が好きな方にもフェイクグリーンはおすすめですよ。日光が入らないリビング・トイレ・寝室などに観葉植物を置きたい場合や、観葉植物だらけの部屋にしたい場合には、フェイクグリーンが活躍します。
ライフスタイルに合わせて取り入れやすく、半永久的に緑を楽しめますよ!ちなみにフェイクグリーンのお手入れは、はたきやスプレーでほこりを取り除いたり、直射日光や湿気などに注意したりする必要があります。
»高品質なフェイクグリーンなら 「PRIMAOnline」がおすすめ! 気になる方はぜひご覧ください。
乾燥に強い観葉植物を育てて緑のある暮らしを楽しもう!

今回は、「乾燥に強いおすすめの観葉植物」「これだけは守りたい!最低限必要なお世話」「お世話が不要なフェイクグリーン」についてご紹介しました。
最後にもう一度、「これだけは守りたい!最低限必要なお世話」について確認しましょう。
- 管理①:日当たり
→レースカーテン越しの窓際のような明るい日陰で管理する
- 管理②:水やり
→水やりのタイミングは土が乾いた時で、量は鉢底から水が流れ出るくらいたっぷりと与えるのがベスト
- 管理③:風通し
→観葉植物を置く場所は、風通しのよい場所が好ましい
- 管理④:気温
→冬は最低気温を下回る場合が多いので、置く場所に気を付ける
- 管理⑤:植え替え
→観葉植物の生長に合わせて、1〜2年に1回の頻度で植え替えを行う
- 管理⑥:土
→室内に置く場合は、有機質が入っていない「観葉植物専用の土」がおすすめ
耐乾性のある観葉植物を選べば、少ない頻度の水やりで管理できます。また、最低限必要なお世話のポイントを抑えておけば、忙しくてあまりお世話できない時があっても、観葉植物を元気に育てられるでしょう。
とはいえ、放置し過ぎると枯れてしまう恐れがあるので注意が必要です。この記事を参考に、乾燥に強い観葉植物を育てて、緑のある暮らしを楽しんでくださいね!
»初心者でも育てやすい観葉植物についてまとめてみたので、下記を参考にどうぞ!

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